ステップアップした口腔ケアへ
フッ素ケアの効果

エナメル質の主成分であるハイドロキシアパタイトの水酸基がフッ素イオンと入れ替わりフルオロアパタイトを生成します。その結果安定した結晶構造になり歯を守ります。
再石灰化促進―細菌の出す酸によって溶け始めた歯(初期のむし歯)を修復します。
細菌の抑制―フッ化物の抗菌作用・抗酸素作用により細菌がエネルギーを出せなくなり、酸が作られない環境になります。

細菌の出す酸によって溶け始めた歯(初期のむし歯)を修復します。

フッ化物の抗菌作用・抗酸素作用により細菌がエネルギーを出せなくなり、酸が作られない環境になります。
フッ素のQ&A
A. フッ素とは自然界のあらゆるところに微量の元素として存在しています。食品にも含まれ日常の食事からも摂取しています。(魚介類・海藻・お茶・紅茶等に多い)
A. 医院で行うフッ素塗布や家庭で行うフッ素ケアの利用においては、適量を使用している限り問題になることはありません。
例えば、急性中毒がおこる量を塗布用綿球で換算した場合、一度のフッ素塗布に成人(体重60kg)の方で400個前後、子ども(体重15kg)の方で100個前後使用することとなり、これは現実にはあり得ない量です。
A. はい、効果があります。以前は子どもだけに有効と思われていましたが、成人でも同じ効果が得られることがわかってきました。特に露出した歯根面のむし歯予防や知覚過敏に有効です。
A. 一般的には三ヶ月に一度行います。簡単な唾液の検査を行って、個別のプログラムを立てる方法もあります。詳しくはスタッフまでお尋ねください。
フッ素ケアの活用法

高濃度のフッ素化物が直接歯面に作用することにより、ホームケアでは形成されないフッ化カルシウム(CaF2)を形成し、脱灰を制御・歯質を強化します。
また、クリーニングと併せて行うことにより、歯面にフッ素が取り込まれやすくなります。フッ素を塗った後、30分はゆすいだり、飲食は控えてください。より効果が高まります。

●日ごろの甘味の摂取、お口の手入れといった生活習慣に基づく細菌のコントロールは大きなカギです。